【京都金杯/前走ローテ】“連対率50.0%”人気の盲点となっている明け4歳馬とは……

[過去10年]京都金杯2024の前走ローテ

1月6日に京都競馬場で行われる第62回京都金杯(GIII、芝1600m)のデータを紹介する。

今年は、リステッド2連勝中のドーブネ、半年ぶりとなった前走チャレンジC8着から上昇を目指すフリームファクシ、カシオペアSでOP初勝利を飾ったアルナシーム、キャピタルS4着のセッションらがエントリー。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■多種多様の臨戦過程も年齢でジャッジ可

過去10年、最多勝利を挙げるのがリゲルS組だが、今年は同組不在。そのほか、各路線から参戦があるため、優劣をつけがたい傾向だ。チャレンジC組は明け4歳馬なら【1.1.0.2】と断然。フリームファクシは前走が古馬と初対戦となったチャレンジCで0秒6差の8着。明け4歳で好スタートを決められる可能性は十分に秘めている。前走の着順で人気が落ちて人気の盲点ともなりそうだ。

・リゲルS【4.0.2.20】
・チャレンジC【1.1.0.11】
・富士S【1.0.0.7】
・毎日王冠【1.0.0.2】
・オーロC【1.0.0.2】
・菊花賞【1.0.0.1】
・関屋記念【1.0.0.1】
・マイルCS【0.4.0.18】
・阪神C【0.1.2.9】
・キャピタルS【0.1.1.14】
・武蔵野S【0.1.0.1】
・中日新聞杯【0.1.0.1】
・ゴールデンホイップT【0.1.0.0】
・ターコイズS【0.0.1.6】
・タンザナイトS【0.0.1.5】
・秋華賞【0.0.1.1】
・渡月橋S【0.0.1.0】
・天皇賞秋【0.0.1.0】

マイルCS組は明け4歳馬だと【0.0.0.7】で不振。2着4回と勝ち切れないものの、5、6歳馬なら【0.4.0.10】だ。昨年は明け6歳のエアロロノアが4番人気2着した一方で、明け4歳のマテンロウオリオンが1番人気で13着に終わっている。そのマテンロウオリオンは今年も出走。セルバーグは昨年夏に中京記念で重賞初制覇も、マイルCSは敷居が高すぎた印象。GIII舞台の今回、軽視はしない方がいいだろう。

前走重賞組【5.8.5.76】のうち、今回が休み明け初戦の馬は【4.0.1.19】と、勝ち切るにはフレッシュな状態であることがポイントになる。2着以下なら休み明け3~4戦目が【1.7.3.29】とボリュームゾーン。このうち、5~8歳馬が【0.6.3.18】複勝率33.3%、複回収値125を記録する。体が絞りにくい冬場であり、高齢となると、叩かれて前進する馬もいるため、こういった傾向にあるのだろう。

重賞以外のOPクラス組は【5.1.4.50】だが、リゲルSを除くと【1.1.2.30】。このうち、明け6歳以上の高齢馬を除けば【1.1.2.12】となる。前走で重賞に出走できていなかった高齢馬は衰えが確実に出ていると判断してよさそうだ。明け5歳のアルナシームドーブネはチャンスありか。

3勝クラス組は【0.1.1.11】と微妙だが、前走でタイム差をつけて勝った馬は【0.1.1.6】、または中4週以上なら【0.1.1.4】を記録する。3勝クラスでしっかり差をつけて勝ち、じっくり間隔をあけて挑む馬なら狙いが立つ。トゥードジボンコレペティトールともにこれらに該当しており、1/2抽選突破が叶った方は押さえるのがベターだろう。

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(SPREAD編集部)

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