メジャー移籍を目指す今永昇太 1億ドル超えの大型契約は確実か

ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している今永昇太は、メジャー各球団との交渉期限が8日後(日本時間1月12日午前7時)に迫っている。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「多くの球団幹部は、今永が1億ドルを超える契約を手にすると予想している」とリポート。関係者のなかには「先発3番手を任せられる」と評価する者もいるという。レッドソックス、ジャイアンツ、メッツ、カブスなどが争奪戦に加わっているとみられるが、最終的にはどのチームが今永獲得に成功するのだろうか。

パッサン記者は「今永の争奪戦は今週、本格化していくだろう」と伝えているが、交渉期限が8日後に迫っていることを考えれば、これは決して不思議なことではない。「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者は、今永が年明けに各球団を訪問して契約交渉を行う予定であることを報じており、この報道が正しければ、今永は現在、各球団との契約交渉の真っ最中ということになるだろう。

今永の有力な移籍先として、山本由伸の獲得に失敗したヤンキースが挙げられていた時期もあったが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースは被本塁打の多さを懸念し、あまり今永に魅力を感じていないようだ。今永は昨季148イニングで17本塁打を浴び、被本塁打がリーグで2番目に多かった。ヤンキースは本塁打が出やすいヤンキー・スタジアムで今永がどれくらい活躍できるかという点を疑問視しているという。

FA市場には今永のほか、ブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリーという大物左腕がまだ残っているが、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「交渉期限が迫っている」という理由で「この3人のうち、最初に契約するのは間違いなく今永だ」と予想。「明確な本命が存在するわけではないが、予想をしなければならないのであれば、今永はメッツと契約すると思う」とした。今季は千賀滉大と今永の日本人コンビがメッツの先発ローテーションを牽引することになるかもしれない。

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