『はじめてのおつかい』懸命に注文を伝えようとする鹿児島の4歳児・彩葉(いろは)ちゃん…檀れいも感心

俳優でアーティストの檀れいが、1月3日放送の『はじめてのおつかい 新春小さな大冒険3時間スペシャル』に出演。鹿児島県に住む4歳の女の子のおつかいの様子を見守り、自身の幼少期を振り返った。

「ザラメ、ザラメ、ザラザラザラメ」と口ずさみながら、はじめてのおつかいに出発したのは、鹿児島県・出水市に住む、彩葉(いろは)ちゃん(4歳)。400年前の町の面影を残す日本最大級の武家屋敷群の間を歩きながら、この町で子どもたちのおつかい先として定番の『よしだ商店』まで、お父さんがすき焼きを作るときに使う“ザラメ”を買いに行くおつかいに挑戦した。

「“こんにちは”と“ありがとう”が言えればおつかいはできる」というお父さんの言葉を信じて、彩葉ちゃんは出会ったカメラマンにも「こんにちは!」と元気にあいさつ。玉石を積んだ石垣に沿って、“ザラメ”を口ずさみながら調子よく歩き続けたが、お店の前で知り合いのおばちゃんに声をかけられ、おつかいを褒められると、彩葉ちゃんは「ひとりのおつかい でもね なにかわすれた」と一言。

お店ではいつものおばちゃんが迎えてくれたものの、「ザラメひとつください」と自信なく小さな声で伝えると、「10円ガム?」と聞き返すおばちゃん。それでも彩葉ちゃんは小声で「ザラメ」と伝え続けたが、おばちゃんの返事は「キャラメル?」。なかなか伝わらなくても、何度も言っているうちにだんだん自信が出てきた彩葉ちゃんは、綿あめづくりでザラメを使ったことを思い出し、「ザラメ わたあめに」と、おばちゃんに伝えたものの「綿あめなかった、ごめんなさい」の答えにガッカリ。

もどかしいおばちゃんが「何に使うの?」と質問すると、彩葉ちゃんは「わたあめつくるやつ」と答え、おばちゃんは“ザラメ”が欲しいことをついに認識。立派に目的を果たし、ホッとした表情の彩葉ちゃんは、おばちゃんに「ありがとう」を伝え、うれしさをかみ締めながら帰宅。お父さんに迎えられ「つかれた」と声を上げながらも笑顔を見せた彩葉ちゃんは、“はじめてのおつかい”を無事終えた。

スタジオで見守った檀は、「私がはじめておつかい行った時は、お豆腐屋さんだったんですよ。“お豆腐一丁下さい”っていうのが言えなくて」と自身の“はじめてのおつかい”を振り返り、「(ザラメを)一生懸命言ってる彩葉ちゃんは本当に偉いなと思いましたし、当たり前のことがなかなかちょっとおつかいって難しいなと思って」と、感心した様子でコメント。さらに、檀は「母が厳しかったですね。お箸の持ち方だったり、字の書き方だったり、次の日は必ず洋服を畳んで準備するとか、そういう一つ一つ厳しかったんですね」と、厳格な親に育てられた幼少期を振り返り、「“私はこんなに厳しくされて、この家の子じゃない”と思っていた時期が、小さい時に本当に」と、胸の内を明かすと、スタジオからは驚きの声が上がった。

写真提供:(C)日テレ

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