遊具事故、園長ら書類送検 埼玉・久喜、業過傷害疑い

 埼玉県久喜市の保育園で昨年5月、当時3歳の男児の首に遊具のロープが巻き付き一時意識不明の重体となった事故で、埼玉県警は4日、注意義務を怠り男児にけがを負わせたとして、業務上過失傷害の疑いで園長や保育士らを書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、送検容疑は昨年5月2日午前、同市栗橋東2丁目の「なずなの森保育園」で、屋外の遊具を使用する際に男児の見守りを怠るなどし、けがを負わせた疑い。

 遊具は数メートルの高さに盛った土の上部からロープを垂らしたものだった。男児は意識不明の状態で搬送されたが、その後意識を回復し退院した。

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