大関霧島「昨年超える一年に」 横綱昇進に挑む

陸奥部屋で稽古する大関霧島(右)=東京都墨田区

 横綱昇進に挑む大関霧島が4日、東京都墨田区の陸奥部屋で稽古し、基礎運動を中心に約2時間汗を流した。3日に始動し、勝負の場所に臨む27歳の実力者は「やることを一生懸命やって、2023年を超える一年にしたい」と覚悟を口にした。

 昨年は春場所で初優勝し、勢いを切らさず、大関の座を射止めた。今春で日本相撲協会の定年を迎える師匠の陸奥親方(元大関霧島)、昨年末に陸奥部屋から独立した音羽山親方(元横綱鶴竜)の指導に感謝し「2人がいるから今がある」と話す。14日の初日を見据え「(綱とりの)チャンス。時間を有効に使っていきたい」と意気込んだ。

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