「サイバー誘拐」に注意呼びかけ 米ユタ州警察、留学生狙われる

 【ロサンゼルス共同】米西部ユタ州の警察は3日までに、留学生らを標的にスマートフォンアプリを用いた「サイバー誘拐」が複数件起きているとして注意を呼びかけた。昨年12月には中国から留学した男子高校生が行方不明になり、中国に住む家族は身代金を支払っていた事件が発覚し、警察はサイバー誘拐に巻き込まれたとみている。

 警察によると、指示に従わなければ家族に危害が及ぶと留学生らを脅して人けがない場所に身を隠すよう指示、通話アプリで監視下に置き、捕らわれの身を装った写真を家族に送らせる手口だという。

 標的にされた場合は要求に応じず、すぐに警察に連絡するよう呼びかけている。

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