台湾政府、6千万円を寄付 義援金口座も開設、能登半島地震

台湾の呉ショウ燮外交部長

 【台北共同】台湾政府は4日、能登半島地震を受け義援金6千万円を贈ると発表した。これとは別に台湾の人々からの義援金を募る口座の開設も表明した。呉ショウ燮外交部長(外相)らが台北で記者会見した。

 呉氏は新型コロナウイルス禍での日本から台湾へのワクチン提供などを振り返り「台湾と日本は、最も助けが必要な際に手を差し伸べ合う家族のような関係だ」と強調。「被災地の住民が一日も早く苦境から抜け出せることを願う」と述べた。

 記者会見には日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)も出席。「台湾の人々の温かい思いやりと善意」に謝意を示した。

記念撮影に応じる台湾の呉ショウ燮外交部長(右から2人目)と日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(同3人目)ら=4日、台北市(共同)

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