記録解析に数週間と米空軍 鹿児島のオスプレイ墜落

米軍のサルベージ船に引き揚げられた、墜落したオスプレイの機体の一部とみられる物体=2023年12月、鹿児島県・屋久島沖

 【ワシントン共同】昨年11月に起きた鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故で、米空軍は当時の飛行状況や操縦室の会話などを記録した「ブラックボックス」を回収し、解析に数週間かかる見通しを明らかにした。AP通信が4日までに伝えた。

 APによると、米海軍のサルベージ船がオスプレイの残骸の大部分を回収し、米軍岩国基地(山口県岩国市)へ運んだ。事故原因解明へ向けて調査を本格化させる。

 事故は11月29日に発生。横田基地(東京都)配備のCV22が、岩国基地から米軍嘉手納基地(沖縄県)に向かう途中で墜落した。米軍は搭乗者8人全員の死亡を認定し、これまでに7人の遺体を収容した。

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