羽田空港事故受け 成田空港会社 田村社長「心構え肝に銘じて」

羽田空港事故受け 成田空港会社 田村社長「心構え肝に銘じて」

 成田空港会社の田村社長は2日の羽田空港での事故を受け、職員たちに「日頃の仕事に対する心構えの大切さを肝に銘じてほしい」と呼びかけました。

 成田空港会社の仕事始め式には職員約200人が出席しました。

 田村社長は、2日に羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、全焼した旅客機の乗客と乗員が全員無事に脱出できたことについて触れ、「日頃の訓練がいざという時に役立つことが再確認できた。仕事に対する心構えの大切さを肝に銘じて業務に取り組んでいきましょう」と挨拶しました。

 羽田空港では、事故の影響で一部の滑走路が使えない状況が続いていて、挨拶の後、記者団の取材に応じた田村社長は次のように述べました。

成田空港会社 田村明比古 社長
「安全な空港の運用というのはすべての前提・基本であると、我々としても日々の心構え・姿勢・準備が非常に大切だと肝に銘じて仕事をする、(日頃の備えの)大切さが改めて認識できた出来事だったと思う」

 成田空港第3ターミナルには急遽、LCC=格安航空会社を利用して故郷から到着した人の姿も見られました。

利用者は―
「元々鹿児島から羽田に帰るつもりだったが、福岡から経由して成田に帰ってきた。仕方ないことかなと思ってる」

「(きのう)5~6時間くらいずっと空港で待っていて結局欠航になったので、きょう本当は朝から出社予定だったが、いまから午後の出社を予定している」

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