「危ない交差点」事故防げ ワースト4位まで盛岡、県警が注意喚起

盛岡市向中野の街区中央付近交差点。停止線などを引き直した

 「危ない交差点」が岩手県内で多いとされる盛岡市で、交通事故を防ぐための取り組みが行われている。日本損害保険協会(東京都、新納啓介会長)がまとめた県内「ワースト5」のうち、4位までが同市に集中する。降雪や凍結で路面状況が悪化する季節。県警は停止線や減速を促す路面表示を引き直し、街頭活動を通じて運転者、歩行者双方の意識向上を図る。

 同協会の都道府県別「危ない交差点ワースト5」によると、2023年度、県内で最も危ないとされたのは、盛岡市向中野の街区中央付近交差点。前年の人身事故の発生件数を基に出しており、同交差点は22年、車同士の出合い頭の事故が6件あった。

 現場は信号のない片側1車線の十字路。県警は23年12月、停止線や減速を促す路面表示を引き直す工事を実施した。一時停止標識と併せ、国道46号盛岡西バイパスからの流入する運転者らに安全確認を促す。

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