県が整備方針示す 国スポ開会式は 県立橿原公苑「新設アリーナ」

山下知事は4日の会見で、国民スポーツ大会に向けた県立橿原公苑の整備方針を示し、新たに建設するアリーナで開会式を行う方針を明らかにしました。

整備方針では野球場の外野グラウンドの拡張や、陸上競技場のトラックの改修などに取り組みます。そして2つある体育館は統合し、音楽イベントなどにも利用可能な 新たなアリーナを新設。総工事費は別の場所に陸上競技場を建設するなどとした以前の計画より約300億円削減した、180億円程度となると見込んでいます。

そして山下知事は、国民スポーツ大会の開会式の会場について、天候に左右されないことや警備上の理由などから、新しいアリーナで行う考えを示しました。また、山下知事は老朽化が課題の県橿原文化会館については、建て替えせずに解体し、会館の主な機能は橿原公苑の新しいアリーナに移す方針を示しました。

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