自動車税を納付したのに「未納」扱い 「人為的ミス」と謝罪、京都府

京都府庁

 京都府丹後広域振興局が、府民1人から納付された自動車税約7万6千円を誤って「未納」扱いにし、徴収業務を担う京都地方税機構が個人の生命保険を差し押さえていたことが1月4日、分かった。京都府は「人為的なミス」とし、本人に謝罪した。

 京都府税務課や同機構によると、昨年9月7日、府民が自動車税7万6400円を丹後広域振興局に納付したにもかかわらず、同局職員が収納情報を誤って削除し、同機構に「未納」として伝わった。同機構は12月4日、府民の生命保険を差し押さえたという。12月14日、同機構からの通知で差し押さえを知った府民が振興局に連絡して発覚。振興局と同機構は同日中に謝罪したという。

 京都府税務課は「大変なご迷惑をおかけした。人為的なミスだが、今後このようなことがないよう、収納後は収納情報を操作できないシステムに変更することも考えたい」としている。

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