通帳や印鑑なしで預金引き出し可 地震被災地、メガ銀やゆうちょ

ゆうちょ銀行

 三菱UFJ銀行などのメガバンクやゆうちょ銀行は4日、能登半島地震の被災者に対し、通帳や届け出の印鑑がなくても預貯金の引き出しに応じると発表した。本人確認の資料が必要だが、ない場合も個別相談で対応する。三菱UFJの他は三井住友銀行とみずほ銀行で、りそな銀行や関西みらい銀行も同様の措置を講じる。

 震災でキャッシュカードや通帳をなくした人は少なくないとみられる。国内の全店舗が対象で、定期預金の満期日前の払い戻しにも対応する。被災で汚れた紙幣の交換も可能にする。

 また罹災証明書の提出を条件に、被災した住宅の改築などに必要なローン金利を優遇するといった措置も取る。

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