新年互礼会 トップが語る広島経済 「成長回復の本格スタートの年に」 新サッカースタジアム始動に期待の声も

広島経済界のトップが集まる広島商工会議所の新年互礼会が4年ぶりに通常開催となりました。

新型コロナが5類に移行して初めての新年互礼会は、人数制限のあった去年より320人多い1173人が出席しました。

広島商工会議所 池田晃治 会頭
「デフレ脱却の重要なファクターとなる賃金の引き上げについては中小企業に波及させることが重要。本年を成長と分配による経済の好循環を実現する、経済の成長回復の本格的なスタートの年にしないといけないと思います」

経営者からは不安定な国際情勢や正月から続く地震、事故、さらに脱コロナを踏まえ、新たな挑戦を打ち出す声などが聞かれました。

広島電鉄 椋田昌夫 社長
「去年と今年の正月開けから激しい変化が起きています。その中で戸惑うのではなくて自ら動いて突破する気持ちで行動を起こすしかない」

ひろぎんホールディングス 部谷俊雄 社長
「干支で言うと甲辰。ことしは年末にかけていい年になると期待しています」

マツダ 毛籠勝弘 社長
「2024年は未来を築くため共に挑む年と位置づけます。地域経済の発展と地域・社会の課題解決の貢献を目指し、みなさまと共に歩んで参ります」

そしてことしの話題はなんといっても来月開業するサッカースタジアムです。

サンフレッチェ広島 仙田信吾 社長
「東にマツダスタジアムがあって西にサッカースタジアムがあって西で大きく羽ばたいてくことがまさに翼を広げていくことが大切だと思っている」

広島東洋カープ 松田一宏 オーナー代行
「サンフレッチェもドラゴンフライズもことし大事な一年だと思いますので、その中でスポーツが力を合わせて広島に元気をもたらせるようなことが出来ればいい一年になるんではないかと思っている」

中国電力 中川賢剛 社長
「広島市民として誇りに思いますし、優勝目指してサンフレッチェもレディースも含めて頑張って頂ければ市民としても有難いと思います。我々もしっかり応援していきたいと思っています」

正月から続く地震、事故や不安定な国際情勢を不安視する声もありましたが、新しいサッカースタジアムについては経営者のみなさん、広島経済へのプラスの影響を期待していました。

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