【ベトナム】FPT、インドでも車載システム開発[車両]

ベトナムのIT最大手FPTは4日、同社傘下で車載システムを開発するFPTオートモーティブが、インド西部マハシュトラ州プネに駐在員事務所を開設したと発表した。FPTオートモーティブは2023年末に米南部テキサス州で設立されたばかりで、早くも海外展開を始めた。

同社のインド事業は26年までにIT技術者など500人の雇用を目指している。プネには独フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、印バジャージ・オート、ヒーロー・モトコープなど車両大手が進出しているほか、印クイック・ヒール、米レッドハット、シスコ、IBM、オラクルといったIT大手やスタートアップ企業も集中し、自動車関連企業の一大集積地となっている。

FPTオートモーティブのグエン・ドゥック・キン社長は、「ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV、ソフトウエアによって自動車の性能や機能、サービスが制御・管理された車両)で世界の先端企業を目指す」と意気込みを語った。

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