県内14市町が募金箱設置 能登半島地震支援へ

足利市役所1階に募金箱を設置する職員

 1日に発生した能登半島地震の被災地を支援するため、少なくとも栃木県内14市町が4日までに募金箱を設置した。

 下野新聞社のまとめによると、募金箱を設置したのは足利、佐野、栃木、下野、鹿沼、宇都宮、さくら、那須烏山、矢板、大田原、那須塩原の11市と上三川、高根沢、茂木の3町。足利や那須烏山市などは社会福祉協議会とも連携し、日光市も準備を進めている。

 足利市は同日、市役所1階や公民館など19カ所に募金箱を設置し、各市町も庁舎内や支所の窓口などに設けた。義援金は日本赤十字社などを通じて被災地へ送られる予定。

 一方、日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺も同日までに、境内4カ所に募金箱を設置。本堂「三仏堂」では本尊の一つ千手観音の下に設けられ、すでに多くの浄財が寄せられていた。

 同寺の鈴木常元(すずきじょうげん)教化部長は「被災地への支援はいろいろあると思うが、まずはできる支援として募金を始めた。多くの人にご協力いただき、少しでも力になれれば」と話した。

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