交通事故が多い交差点 ワースト5をチラシで周知 損保協支部が沖縄県警に2万枚寄贈

ポスターを寄贈する日本損害保険協会沖縄支部の松川貢大委員長(左)と受け取る県警の安里準交通部長=4日、那覇市・県警本部(提供)

 【那覇】日本損害保険協会沖縄支部委員会はこのほど、那覇市の県警本部を訪れ、「県内の交通事故多発交差点ワースト5」のチラシ2万枚とポスター200枚を寄贈した。同協会は県警の事故データを活用してチラシ・ポスターを作成しており、寄贈は13回目。

 2022年中の県内の事故多発交差点ワーストは国道58号と県道130号が交わる北谷交差点で10件。右折車と直進車の事故が4件と多くを占めた。安謝、宇地泊、松山、おもろまち駅前、屋富祖、真地の各交差点が続いた。県警によると、23年1~10月末の人身事故2283件のうち、半数以上の1275件が交差点内やその付近で発生した。安里準交通部長は「交通事故総量を抑止するにはこれらの場所での抑止が鍵。各署に配布して活用する」と感謝した。同協会の松川貢大委員長は「チラシにある交差点に限らず、安全確認をして事故を減らしてほしい」と呼びかけた。(社会部・比嘉海人)

交通事故多発交差点のポスター

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