静岡県内で482件の高齢者虐待を確認…前年より54件増加 大部分が配偶者・子など養護者による虐待 2022年度

2022年度の静岡県内の高齢者への虐待事案は、482件確認され、前年度と比べ増加したことがわかりました。

県によりますと、2022年度、高齢者への虐待に関する相談や通報は1006件ありました。そのうち482件が虐待と判断されています。前の年より54件増加しました。要介護施設の従事者などによる虐待は22件ですが、配偶者や子などの養護者による虐待は460件でした。

たたくなどの暴力を振るう「身体的虐待」のほか、介護・世話の放棄、性的虐待が確認されています。

県は介護事業所の職員の対応力や意識の向上が図られたことが、相談・通報件数が増加した要因の一つであると推測しています。

また、今後の対応として▼虐待防止対策を検討する委員会を開催することや▼介護に関する相談窓口の周知・啓発を行うことをあげています。

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