伝統医学で「健幸」提供 アーユルウェルネス代表取締役社長 新倉亜希さん【2024沖縄の輝く女性たち・PR】

アーユルウェルネスの新倉亜希代表取締役社長

 「沖縄をアーユルヴェーダの聖地に」との強い思いで、インドの伝統医学アーユルヴェーダを広める新倉亜希さん。1月に、「自分に目醒める場所」として、本部町にアーユルウェルネスリゾートOkinawaをオープンした。

 新倉さんは会社員時代、難聴やめまいに襲われる「メニエール病」を発症。海外でアーユルヴェーダに出合って病を克服し、その後インドで通算7年間修行をした。県外でアーユルヴェーダのスクールやサロンを開業、沖縄で12年前からスクール開設し学長を務め、県内ホテルなどとコラボし地産地消のメニューを提案している。

 新オープンした施設では体質を知ることから始まり、滞在中は食事や運動、施術など体質に合ったプランが提案される。インドでは医師が処方するハーブが1万5千種あり、沖縄に自生している種類が多くあるという。「アーユルヴェーダは長寿の知恵という意味で、沖縄でいうおばぁの知恵と同じ。沖縄との共通点が多い」と新倉さん。施設裏手には、120坪の農場が併設され農業体験もできる。ビーチまで徒歩3分、星空が広がり「沖縄の良いところが凝縮された」土地で、「健幸」長寿を提供していく。

 にいくら・あき 東京都出身。2006年本場インドにてアーユルヴェーダヘルスコンサルタント資格を取得。15年前より専門学校を設立し、2018年にアーユルウェルネス(株)として法人化

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 新しい年を迎えました。沖縄のビジネスシーンで活躍する女性を紹介する本企画「沖縄の輝く女性たち」は、開始から20年以上になります。男女雇用機会均等法が成立後38年が過ぎても女性管理職の割合は12.7%にとどまり、政府が2003年以降、指導的地位の女性を少なくとも30%にという目標を掲げる中、国内の女性社長の比率は1割に満たない8.2%です。そのような社会状況の中、女性リーダーの存在に注目し掘り起こす意義はいまだ大きいと考えます。生き生きと自分の道を歩む女性たちの姿は、同じ女性のみならず、先の見えない時代の中で懸命に前に進もうとするすべての人に力を与えてくれます。

 希望あふれる新年に、沖縄のビジネスシーンで活躍する女性たちを紹介します。2022年の国内の女性社長の比率(帝国データバンク調べ)を都道府県別にみると、沖縄は11.6%でトップでした。全国1位とはいえ、1割をようやく超えたところであり、女性活躍の推進はまだ道半ば。その中でも女性たちは、自分の信じた道をまい進し、飛躍に向け日々を積み重ねています。紙面を通じて女性リーダーのパワーを発信し、活躍を期待したいと思います。(企画・制作 沖縄タイムス社営業局)

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