【新日本】内藤がSANADAを撃破し新王者に!試合後EVIL&東郷の襲撃をSANADAが救出し、最後は4年越し大合唱のデ・ハポン締め

新日本プロレスは1月4日(木)、東京ドームにて『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム』を開催した。

『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム』
日時:2024年1月4日(木) 14:45開場 16:30開始
会場:東京・東京ドーム
観衆:27,422人

メインイベントでは「IWGP世界ヘビー級選手権試合」が行われ、王者SANADAに昨年夏に開催された『G1 CLIMAX 33』覇者である内藤哲也が挑戦。

両者の巡り合わせのスタートは、2005年に行われた新日本プロレスの入門テストを同時に受けて、合格した内藤と不合格となったSANADA。

その後のSANADAは全日本プロレスでデビューし、時を経て内藤率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに合流。

ロス・インゴ離脱後はJust 5 Guysに加入し、ついにIWGP世界ヘビー級王者となったSANADA。

そして挑戦者として内藤が対峙するという背景があった。

王者SANADAは80年代の武藤を彷彿させる新コスチュームに身を包みリングに登場。

試合でもムーンサルトプレスやシャイニングウィザードなど師匠の武藤殺法で勝負に出た。

対する内藤もSANADAの首を中心に攻め立て大ダメージを与える。

終盤には掟破りのデッドフォールをSANADAに決めた内藤。

最後はたたみかけるようにバレンティアからデスティーノを炸裂させ、激闘に終止符を打った。

<試合結果>

▼メインイベント(第10試合) 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<第7代チャンピオン>
SANADA ×
vs
<チャレンジャー/『G1 CLIMAX 33』優勝>
内藤哲也 〇
25分42秒 デスティーノ→片エビ固め

※SANADAが5度目の防衛に失敗、内藤が第8代チャンピオンとなる。

試合後、新王者となった内藤がマイクで話そうとすると、ここでHOUSE OF TORTUREのEVIL&東郷が内藤を襲撃。

EVILはマイクを持つと「オマエに大合唱なんかやらせねえんだよ!第8代IWGP世界ヘビー級チャンピオンは、この俺なんだよ」とアピールすると場内が大ブーイング。

ここで死力が尽きて倒れこんでいたSANADAがEVILにシャイニングウィザードで救出に入り、内藤も東郷に低空ドロップキックで排除に成功。

EVIL&東郷を撃退した後、両雄がリング上で語り合い、SANADAは内藤にもう1回をアピールしていた。

SANADAが退場する際、内藤はマイクで「ユニットは変わったけど、いま、俺がマイクを握っている。これは、お前のおかげだよ。グラシアスSANADA」と感謝を述べた。

最後は4年越しの東京ドームでのデ・ハポンの“大合唱”で幕を閉じた。

➡次ページ(試合後バックステージコメント)へ続く

■試合後バックステージコメント

SANADA「(※付き添ってきたタイチに背中を押されて登壇するが、しばらくテーブルに突っ伏したまま、指でテーブルをトントンと叩き、やがて起き上がって)18年前、いや19年前から内藤哲也はやっぱり大きな山だよ。そう簡単に越えさせてくれないというか。(※天を指差し)でも、この大きな山があるから自分自身もやり甲斐を感じてますし、内藤哲也に感謝してるよ。ただ、俺は諦めないからな」

内藤「(※着席せず、マイクも使わず地声でコメント)ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱、だったんだけどね。ノドが、声が枯れてしまって、今イチ、思いきり叫べなかったよ。いいところまで行くけど、でもやっぱどうしても、うまくいかない。それが俺らしいなって、思っちゃいましたよ。でも、ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱が実現できてうれしかったし、大合唱ができた瞬間、また次の目標ができましたよ。
VTRにも流れてたけど、俺はマツダスタジアムで試合がしたいな。マツダスタジアムで、広島のお客様と一緒に大合唱したいな。あと、俺の地元である東京都足立区にある東京武道館でも試合と大合唱したいし、俺がデビューした地、草加市スポーツ健康都市記念体育館でも、試合、そして大合唱がしたい。まだまだ俺にはやりたいことがありますよ。『今日、東京ドームで大合唱したら、内藤は終わってしまうんじゃないか』? そんなの、余計なお世話だぜ、カブロン!
まだまだ続く内藤哲也のプロレス生活、皆様、トランキーロ、焦らずにそして、目を開いてゆっくり、ご覧ください。我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが、皆様を熱狂空間にお連れしますよ。カブロン!(※ベルトを手に取り立ち去りかけて)質問があるのかな?(※報道陣から手が挙がる)でも残念ながら、今、俺も疲れたから。眠いから。明日も試合でしょ? 早く帰って寝たいよ。じゃあ、明日かな? また気が向いたら質問は受け付けるから、その時まで、トランキーロ! あっせんなよ。アディオス!」

<写真提供:新日本プロレス>

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