子どもにゲームを買い与えることに…ゲームと勉強は両立できる? ルール作りは? 悩む相談者にアドバイス続々

フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
2023年12月29日(金)の放送は、「子どものゲーム機・使用ルール」に関する相談を紹介しました。

※写真はイメージです

<リスナーの相談>
子どものゲーム機の使用ルールについてのご相談です。我が家には子どもが3人います。小学4年、2年、年少4歳で、すべて男の子です。私も夫もゲームをして育っていないため、ゲームにそれほど関心がありません、できるだけ外で遊んでほしいため、今まで子どもたちに「うちはゲームを買いません」と言い聞かせてきました。

ですが、長男・次男はお友達のお宅でゲームで遊ばせてもらっているようです。このまま、よそのご家庭のゲームで遊ばせてもらい続けて失礼になるといけないので、ゲーム機を購入する方向で話を考えています。

そこで、質問があります。実際、みなさんは子どもたちとゲーム機の利用に関してどのようなルールを決めているのでしょうか? ゲームだけでなく、今の世の中はテレビアニメ、YouTubeなど、子どもにとって魅力的なものがあふれていて、自制させるのがなかなか難しいです。ちなみに現在は、テレビや録画したアニメは宿題が終わったら観てもいいが、19時以降はダメ、といったアバウトなルールです。

ゲームは視力の低下も気になりますし、特に4歳の末っ子にはできるだけゲームをさせたくないのですが、やはり無理なことでしょうか? 少し歳の離れた兄弟間の場合、どのようにされているのか、ケンカ勃発(ゲーム機の取り合いなど)の回避方法、勉強との両立方法、アイデア、経験談など、ぜひ教えていただきたいです。(東京都 40代後半 女性 会社員)

住吉自身、相談者同様ゲーム機にハマったことがないため、「ゲーム機がないと間がもたない友人関係は未知の世界なんですよね。ただ、今の小学生、特に男の子同士だとだとそういう世界もあると思います。YouTubeは大人だって観ちゃうもんね」とコメントし、アドバイスを呼びかけました。

パーソナリティの住吉美紀

――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。

◆制限しすぎると反動がくるおそれも
お子さんによって異なるので正解はないと思います。子どものときはゲームに限らず「何時間まで」などのルールを設けられたことはなく、好きなときにTVを観て、ゲームをしていました。ところが、中学3年くらいで自分のなかのゲーム成分が満杯になり、全然やらなくなりました。今もゲームは一切やりません。

一方、私の義父はかなりいい年ですが、いまだにずっとゲームをしています。来客(私など)がいても、食後にゲームをするくらいで内心呆れていますが、彼は子どもの頃に一切ゲームをしていなかったそうです。この少ない例で話すのはどうかとも思うのですが、何かと制限をつけるやり方は後に引きずる気がします。(東京都 40代前半 男性 自営業)

◆子どもが興味を持つものを親もやってみる
僕が思うのは、ルールを考える前にまずは親がそのゲームをやってみる、ということです。

自分自身、若いときはかなりゲームをやってきたほうなのですが、子どもがある程度大きくなってからはすっかり遠ざかっていました。子どもたちも家を出る年齢になり、ふとしたタイミングでゲームをまた始めたのですが、それは僕が昔抱いていたゲームのイメージとはまったく異なるものでした。

ゲーム自体とても楽しく今も続けていますが、ゲームを通して見ていた子どもたちの景色のようなものが見えて、「あのときこんな風に言わなきゃよかったなぁ」とか「こんなルールにしておけばよかったなぁ」と後悔することがありました。

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」(敵と味方の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない)という言葉もありますし、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。(千葉県 50代後半 男性 自営業)

◆ゲーム機に搭載された「みまもり機能」を活用
私は小学校の教員をやっているのですが、「ゲームばっかりやって困るんです」とか「YouTubeをずっと観ているんです」といった悩みは個人面談でけっこう聞きます。

保護者の方のなかで一番多い対応は、「時間を決める」です。今のゲーム機は「1日のなかで使える時間を決めて、その時間が過ぎると自動でゲームが切れる」機能があるみたいです。そういった、保護者のみまもり機能をうまく使えばいいのかなと思います!

逆に「これは……」と思ったのは、「宿題が終わったらゲームをやっていいよ!」です。それだとゲームのことばかり考えながら勉強することになりますし、ゲームの終わりの時間が曖昧になってしまいます。(埼玉県 20代後半 女性 会社員)

◆ゲームの時間を子どもに自己管理させてみる
ゲームの管理ですが、子ども側の意見として。我が家は両親がそもそもゲーム大好きなので、小さい頃はかなりゲームで遊ばせてくれました。

当時父に言われていたのは、「ゲーム帳」をつけることでした。まず、その日に何時間やりたいかをゲーム帳に書いて、父に見せます。そして、その時間内でなるべくゲームをやめることが約束でした。あとは、実際に遊んだ時間もメモしておく。ゲーム帳にちゃんとつけていれば、基本的にどれだけ遊んでも怒られませんでした。

そのかわり、たまにゲーム帳の抜き打ちチェックがあり、「今週はちょっと多かったね」とか「最近宿題と両立しているみたいだから、新しいゲーム買っていいよ」とかコメントされるので、自ずと自分で管理できるようになりました。

なにより、そうして自己管理できることを親に信頼してもらえていることが嬉しくて、自分でもちゃんと管理しようという自立心につながったと思います。「ダメ」ばっかり言うと反発につながるものですから、うまく信頼関係が築けるようなやり方にできるといいですね。(千葉県 20代後半 女性 専門職/クリエイティブ職)

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12月29日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 2024年1月6日(土) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/

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