能登半島地震の影響を予想 広島市中央卸売市場で「初競り」

5日、広島市中央卸売市場で仕事始めの大発会と「初競り」が開かれました。

大発会では最初に能登半島地震の犠牲者を悼んで黙とうが捧げられました。

市場では5日に瀬戸内海で水揚げされたヒラメやタイなど約20種類の魚介類が競りにかけられました。

入荷量は例年よりやや多めでしたがサワラは少なく1kg当たり1万円のご祝儀価格が付きました。

水産物部協議会 佐々木猛会長「(地震)被害を受けられた皆さんの中で我々の生産者、販売先も一部ございます。そういったことで影響が出る予想されますし、それらを乗り越えていかざるを得ないというふうに思っております」

若森明日香記者「こちらでも初競りが行われるということで立派な青果物が並んでいます」

イチゴは平年並みの入荷量だったものの、かんきつ類は夏の高温や干ばつの影響で去年より約2割減っているということです。

さらに、県産のミカンは例年と比べ1階級小さいサイズが多いといいます。一方で、野菜は年末年始比較的暖かい日が続いたことから収穫作業が進み、例年より約1割多い入荷量です。

広印広島青果 坂田博文取締役「非常に全体が物価の高騰であるとか生産者を圧迫するような状況が続いていますので、我々としては生産者が継続して作っていけるようなことにできるだけ協力していきたい」

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