若者らに献血を呼びかける「はたちの献血キャンペーン」(1、2月)に合わせ、岡山県赤十字血液センター(岡山市北区いずみ町)は5日、公募で選ばれた東京学芸大1年松北真之介さん(20)=岡山市出身=に一日所長を委嘱した。
センターで委嘱状を受け取った松北さんは、県学生献血推進連盟の倉敷芸術科学大2年秋田里奈さん(19)とセンター内の献血ルームうららを視察。献血者に「引き続きご協力をお願いします」などと声をかけた。
同表町の献血ルームももたろうも訪れたほか、県庁や報道機関にも出向く予定。
松北さんは父が輸血を受けた経験を持ち、自身も16歳から計13回献血に協力している。「献血はたくさんの人の命をつなぐことができるボランティア。1日には地震が起きた。血液不足にならないよう若者に広報していきたい」と述べた。
キャンペーンは風邪の流行などで献血者が減少傾向になる冬季の安定供給が狙い。センターによると、県内の10~30代の献血者数は2012年度からの10年間で約40%減少している。