お正月と言えばおもち。焼きもちやお雑煮はとっても美味しいけれど、最終的には余らせがちなんですよね…。
そこで「おもちアレンジレシピ」を試したいところですが、今回は老舗醸造調味料メーカーの「キング醸造」さんが、とっておきのアレンジレシピを3つ、教えてくれました。
メーカー協力のもと、今回はライターが調理&実食してみました。
【29枚】老舗調味料メーカーおすすめ「おもちアレンジレシピ」3選
まずはじめに…
今回おもちはすべて、市販の四角い切りもち(1個45gほど)を使用しました!
また、キング醸造さんが絶対おすすめと推してくれたみりん風調味料「日の出 新味料」をすべてのレシピで使用しています。
本みりんと違い、アルコールが1%未満で、アルコールを飛ばす必要がない「日の出 新味料」。もし本みりんで代用する場合には、使用前にアルコール分を電子レンジで加熱して飛ばす(煮切りをする)など、適宜調整を行ってみてください。
もし同量で使用した場合、アルコール分を飛ばす分、純粋な使用量が新味料よりも少なくなるため、やや甘さが控えめになります。
新味料は、加熱しない料理(デザートやサラダのドレッシングなど)を作る時に便利です。それではさっそくレシピをご紹介します!
1. 令和のおもちアレンジ決定版!「照り焼きチキンのおもちピザ」
【材料(4人分)】
切りもち 4個
鶏もも肉 300g
ピザ用チーズ 120g
刻みのり 2g
青ねぎ 16g
料理酒 大さじ1
サラダ油 適量
マヨネーズ 大さじ1
A料理酒 大さじ4
A新味料 大さじ5
Aしょうゆ 大さじ2
【作り方】
1.鶏もも肉は余分な水気と脂肪があれば除き、竹串やフォークなどで両面を刺し、料理酒(大さじ1)を両面に振りかけておく。
2.もちは厚さを半分に切り、2分ほど水に漬けておく。
3.青ねぎは根元を切り落とし小口切りにする。
4.フライパンにサラダ油(小さじ2)を入れて温め、鶏もも肉を皮目から焼く。裏返して裏面も中まで火を通す(それぞれ中~強火で各1分 → 弱めの中火で各3分)。火が通ったらフライパンから取り出し、フライパンを拭いておく。
5.フライパンにAの調味料を入れ、ひと煮立ちさせて軽くとろみをつける。鶏肉の皮目を上にして戻し入れ、スプーンでタレを回しかける。タレが絡まったらまな板に取り出し、16等分に切る。タレは半量まで煮詰めて器に移す。
6.洗ったフライパンにサラダ油(小さじ2)を入れて温め、もちを並べる。ふたをして中火で焼く。裏返して、裏面も時々もち同士をつなげるように、押さえながら焼き付ける。
7.焼きあがったら上の面にチーズをのせ、ふたをしてチーズを溶かす。
8.皿に移し、鶏肉、刻みのり、青ねぎの順にのせ、マヨネーズをかける。お好みでタレを回しかける。
「照り焼きチキンのおもちピザ」実食!
め、めっちゃ美味しい~~~~!
とろ~りとろけるチーズと、もっちり伸びるおもちがたまらない。パリパリのおもち、パリパリの照り焼きチキン、食感も最高です。これはおもちアレンジ決定版かも。
味付けがシンプルなのに、照り焼きのタレも抜群の美味しさ。甘みがあるので、老若男女に愛されるお味です。そして何より照り焼き×おもちがとっても合う!
筆者は見た目が四角いお好み焼きみたいになってしまったのですが、ぜひみなさんは、まん丸のピザにチャレンジしてみてくださいね。
2:おもちが本格イタリアン!?「もちニョッキ~チーズクリームソース~」
【材料(4人分)】
切りもち 8個
生クリーム 150g
カマンベールチーズ 120g
モロッコいんげん(スナップえんどう) 120g
料理酒 50mL
新味料 40mL
塩 小さじ1/8
粉チーズ 大さじ2
粗挽き黒こしょう 少々
なお、カマンベールチーズが90g売りされているメーカーが多いので、カマンベールチーズに合わせるなら適宜分量を調整してください。筆者は3人分の分量で作りました(すべて4分の3ずつ)。
【作り方】
1. カマンベールチーズは1cm角、もちは1個を8等分、いんげんは筋を除き幅1cmに切っておく。
2.もちといんげんを、ソースができあがるタイミングに合わせて熱湯で1分茹で、ざるに上げておく。
3.フライパンに、生クリーム、料理酒、新味料を入れて混ぜながら温め、カマンベールチーズを加えて混ぜ溶かす
4.火を止め、塩、粗挽き黒こしょう、粉チーズを加えて混ぜる。
5.ゆで上がったもち、いんげんを入れて混ぜ合わせ、器に盛り付け、粗挽き黒こしょうをかける。
「もちニョッキ~チーズクリームソース~」実食!
自宅ではなかなか作る機会のないニョッキが、おもちで代用できちゃいました!しかもパパッと作れるのでとっても簡単です。
白ワインなどで作るチーズクリームソースも、料理酒と新味料で代用。とっても簡単です。
ここからは筆者の個人的な感想ですが、それでもまだハードルが高い…という人は、生クリームの代わりに牛乳で代用してもいいかも?濃厚さや風味がだいぶ変わると思いますが、ミルク&チーズクリームソースのニョッキも美味しそうです。
「余ったおもちをアレンジしたい!」というコンセプトだからこそ、手に入れやすい調味料や材料を使って、気楽に楽しく料理することが大事かも。
3:おやつに最高~!「バターミルクもちのどら焼き」
【材料(8個分)】
バター10g
つぶあん 160g
片栗粉 大さじ2
A切りもち 2個
A新味料 大さじ1
A牛乳 小さじ2
Bホットケーキミックス粉 200g
B新味料 100mL
B牛乳 100mL
【作り方】
1.あらかじめボウルにBの材料を入れて混ぜ合わせておく(どら焼き生地)。つぶあんは8等分し、丸めておく。
2.耐熱ボウルにAを入れ、ラップをかけて電子レンジ500Wで1分30秒加熱する(求肥)。
3.ゴムベラでほぐし、バターを加え、混ぜ合わせながらなじませる。
4.バットに片栗粉の半量を敷き、混ぜ合わせたもちをのせ、残りの片栗粉を全体にまぶしながら平らにのばす(約8cm×12cm)。8等分に切り、粗熱を取る。
5.クッキングペーパーにサラダ油(分量外)を染み込ませてフライパンに塗り、大さじ1程度のどらやき生地を流し入れて丸く焼く。
6.きつね色に焼き色が付いたら裏返し、同じ焼き色が付くまで焼く。計16枚作る。
7.2枚のどら焼き生地の間に、求肥、つぶあんをはさんで押さえたらできあがり。
「バターミルクもちのどら焼き」実食!
ほんのりバターが香る求肥とつぶあんが美味しいおやつになりました!
お砂糖をさらに加えたりすることなく、つぶあんとホットケーキミックス、そして新味料の甘みだけで作る、やさしい味のどら焼きです。
ちなみに筆者の子どもからは「また作って!」「どら焼きのためにおもち余らせよう!」と大好評でした。
つぶあんの代わりにこしあんや栗あんを使うなど、アレンジも広がりそうです。
今回オリジナルレシピを提供してくれた「キング醸造」さんによれば、「縁起物であるおもちを残さず食べたいものの、おしる粉やきな粉もちなどメニューが定番化してマンネリしがち。
手間なく失敗の心配もない身近な調味料を使って、おもちを活用してみてください」とのこと。
みなさんも、気になるおもちレシピを試してみてくださいね!
(ハピママ*/ 伊東 ししゃも)