大学入学共通テスト2024、能登半島地震の被災者への対応は?受験票、追試験など方針発表

 2024年度入学者の大学入学共通テストは1月13日、14日に全国各地で一斉に行われる。盛山正仁文部科学相は1月5日、臨時会見を開き、1日に発生した能登半島地震で被災した受験生は、大学入学共通テストの受験票がなくても受けられるようにする考えを示した。

 同センターのホームページによると、被災のため、13、14日に受験できない場合は1月27日、28日の追試験の受験申請ができる。被災者が受験しやすいように、被災地の大学と連携し、追試験場を今後新たに設置する予定としている。最新情報は随時、X(旧ツイッター)でお知らせするとしている。

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 令和6年度大学入学共通テストの志願者数は49万1913人で前年度比2万668人減った。高校卒業見込みの現役生は41万9533人(前年比1万7340人減)で全体に占める割合は過去最高の45.2%となっている。既卒者は6万8220人(同3422人減)、高卒認定などの志願者は4160人(同94人増)。

 共通テストを利用する大学や短大などの総数は864大学で、前年度より6大学減った。

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