栽培中のシメジ 50万本超倒れる 今後の生産に影響も【長野・飯山市】

能登半島地震で、県内は最大震度5弱を観測しました。飯山市ではブナシメジの生産工場が被害を受けました。

一日におよそ4000株のブナシメジを出荷する飯山市の西沖農産。震度4の揺れで、キノコ栽培のための容器や棚が倒れたり、壊れたりする被害がありました。

■西沖農産・鈴木雅久 社長
「全部ドア開いちゃって、中にあるやつがみんな崩れて外に出ちゃった」

栽培に欠かせない容器およそ60万本のうち、およそ9割が倒れたということです。

■西沖農産・鈴木雅久 社長
「崩れたのは(棚や容器が)全部崩れましたので、フタが外れていて中が崩れていた場合は全部廃棄処分」

翌日にはJAや市の職員など、50人ほどが集まり片づけに追われました。菌を培養する容器が倒れたことで、今後の生産に影響が出る可能性もあると言います。

■西沖農産・鈴木雅久 社長
「この辺で(キノコを)作っている人はみんな愛情込めて作っていると思うので、なんとか耐えてやっていきたいと思います」

JAながの・みゆき営農センターによりますと、管内およそ40軒のキノコ生産者のうち、10軒ほどに被害があったということです。

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