天理教 鏡開き

正月三が日に神殿に供えられた鏡餅を切り分けるお鏡開きが、天理市の天理教教会本部で行われました。

大人2人が体重をかけてようやく切れる大きな鏡餅。年始の恒例行事となっている天理教のお鏡開きでは、神殿に供えられた約25トンにも及ぶ鏡餅が切り分けられました。最大で重さが30キロ、硬くなった鏡餅は、刃渡り1メートルほどの特製の押し切りを使い、数人がかりで切られました。餅を切る人、台を押さえる人、運ぶ人など約1400人の分業制で、効率よく作業は進み最後には、食べやすい大きさに切り揃えられました。これらの餅は、5日から7日まで行われる行事「お節会」ですまし雑煮として振舞われ、参拝者の体を温めます。

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