【魔女占い】2024年上半期、自然災害と異変に警戒と備えを

アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名「Darkmoon」を受けた日本人初の魔女カメリア・マキが、2024年上半期の運勢を占星術で占います。

異変を表す星の配置に

◆気になるのは冥王星の動き、未知の天体。

激動の時代を予測させる天王星は、おうし座通過中。突発的な事故や事件を引き起こすきっかけとなる土星はみずがめ座からうお座に移動したので、去年のようなある日突然の衝撃的な出来事が続出する時期は過ぎたと思える。災難はある日予告なく現れるのではなく、このまま進めばよくない方向に動く・・・というような予感や予測がそのままに働く時期となる。

一番気になるのは、冥王星の動き。冥王星は1930年発見された太陽系の一番外周にある天体で、地球から観測すれば一つの星座を通過するのに20年以上かかる。つまり発見されてからまだ1周していないので、占星学ではその効果がデータ化されていない、未知の天体でもある。

動きが遅い分だけ、個人的な運勢の分野より、地球単位での天候や地殻変動、そして経済状態に影響を与えると推測されているが、その冥王星が2024年1月22日、やぎ座からみずがめ座に移動し、2044年1月までかけて通過する。

◆自然災害、地球規模の異変に警戒と備えを。

過去に冥王星がカスプ(星座の境界線)を通過する前後に、ロシア革命、世界大恐慌などが起こったことは見逃せない。そして記憶に新しいのは1995年1月17日の阪神・淡路大震災。2024年1月22日前後(上弦から満月に向かう時期)は特に自然災害、地球規模の異変も含めて、警戒と備えを忘れず過ごしていただきたい。

今年1年間の運勢的傾向を見直してみれば、本来ならば安定と持続を表す土星が、うお座を通過中。守護星海王星の影響下に、楽しみや快楽を司る金星が重なり、インスピレーションが刺激される。持続の努力を重ねて来た作家や、年季の入った芸術家には価値ある作品が生まれ、その活動が日の目を見るチャンスがやってくる。しかし海王星は極端な二面性を持つ天体でもあり、その暗い部分は精神的な混乱、ときに狂気、中毒や依存症を引き起こす要素となる。重圧やプレッシャーから逃れるために一時的な刺激を求める人も増えて行く傾向。

収入も生活環境も、ますます二極化が進んで行く傾向は続く。大多数の意見に依存する人も多くなる。しかしその先にこれから見えて来るのは国際交流も含めて国境を越え、流動する人の輪。想像力と知的な活動に価値を求めるか、刹那的な楽しみを発散のはけ口とするか。自分にとって優先し、大切にしなければならないものが何か。自分はどこに身を置きたいのか。それを考えることで、これから先の幸せと満足が見つけられる時代が始まっている。

監修/カメリア・マキ

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