円安、一時145円35銭 3週間ぶり、金利差拡大

 5日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=145円35銭を付けた。昨年12月中旬以来、約3週間ぶりの円安ドル高水準。市場で日米の金融政策の見通しが変化したことで、金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。

 午後5時現在は前日比1円69銭円安ドル高の1ドル=145円06~08銭。ユーロは1円64銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円45~49銭。

 米国経済の堅調さを背景に早期利下げ観測が後退し、前日に米長期金利が上昇した。一方、能登半島地震を受け、日銀が利上げとなるマイナス金利の解除を1月に実施するとの見方がほぼなくなった。

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