地震対応のDMATが帰還「持続的で途切れのない活動が必要」【長野市】

能登半島地震の被災地で、病院の支援をした長野赤十字病院「DMAT」隊が、現地の厳しい医療体制を報告しました。

5日、午後2時すぎに帰還した長野赤十字病院の「DMAT」隊。発生翌日の2日から石川県穴水町の穴水総合病院に入り、患者搬送などの病院支援を担いました。現地の医療体制は厳しい状況だと言います。

■長野赤十字病院 三山浩医師
「穴水はより被災されている輪島から勤務に向かっているスタッフも多くて、出勤して来られないので、看護師さんが連続勤務を強いられている状況なので、そういうところで何チームかで病院支援に入って、人的な不足とか負担を軽減して」

病院は断水が続いていて、スタッフも被災者になっているため、継続的な支援が必要だと言います。

■長野赤十字病院 三山浩医師
「これだけの規模の地震になると、1日・2日で平時の医療活動に戻ることはなかなか難しいと思いますので、持続的で途切れのないような活動が求められるかなと」

4日からは第2班が珠洲市総合病院に入っていて、6日まで物資搬送や病院支援を行う予定です。

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