米人気ロックバンド再び解散⁉ メンバー4人が「ツアーやライブやらない」と宣言 今は「癒しの時」

米人気ロックバンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが再び解散したようだ。ドラマーのブラッド・ウィルクが、自身をはじめ、ティム・コマーフォード、ザック・デ・ラ・ロッチャ、トム・モレロがバンドとして「再びツアーやライブをやらない」と宣言した。

ブラッドはインスタグラムに綴った。「RATM(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)のキャンセルされたコンサートの振替ツアー日程を僕達が発表するのを多くの人々が待っているのは分かっている」「だから、将来それについて何だかのコミュニケーションがあるかもしれないけど、RATM(ティム、ザック、トムと自分)が再びツアーやライブをやらないことを知って欲しい」「待っててくれた人々には、申し訳ない。僕もこんな発表でないことを願っていた」「心の底から、僕達を応援してくれた1人1人にありがとうと言いたい」

現在のところ、他のメンバーはコメントを出していない。

同バンドは、フロントマンのザックがパフォーマンス中にアキレス腱を損傷したことにより、2022年のヨーロッパ公演と2023年の北アメリカ公演の日程をキャンセルしていた。

一方でギタリストのトムは最近、ローリングストーン誌のインタビューで、メンバーにとって今は「癒しの時」であることからツアー再開の見通しが立っていないことを明かしていた。「どうなるだろう。もしコンサートが行われるなら、バンドとして発表する。でも知らないんだ。正直なところ、知っていることは君と同じぐらいだ。今は僕達にとって癒しの時なんだよ」

そして、バンドの状況について、再び尋ねられると、「何も決まっていないよ。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは、『ロード・オブ・ザ・リング』の指輪のようなものさ。男達を狂わせるんだ。ジャーナリストも、レコード業界の人々も狂わせる。彼らは、それを手に入れたいのだけれど、それでおかしくなってしまう」「レイジのコンサートがあるかどうか、バンドから発表があるだろう。僕は知らない」と答えた。

同バンドは、1994年後半に創造上の違いを理由に解散した後、翌年6月にラジオ局KROQ主催のコンサートのために再結成、また2000年にはザックが「決定過程が完全に機能不全になった」ことを理由にバンドを去るなど、これまでに活動休止を繰り返してきていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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