天才ピアニスト、目指すは賞レース総なめ 「R-1」2年ぶり出場「出られるのは全部」 東京進出は否定的

お笑いコンビ・天才ピアニストの竹内知咲(31)、ますみ(36)が5日、大阪市内でピン芸日本一決定戦「R-1グランプリ2024」の1回戦にそれぞれ登場。ますみは玩具を絡めた商品販売、竹内はオフィスの日常を描いた一人コントを披露した。

出番を終え、ますみは「普段2人でやっている時より、異常に緊張しますね。ピン芸人の人、ホンマに尊敬します。ちょっと震えました」と振り返り、竹内も「コンビの時よりも緊張したけど、楽しくもあり、一人で舞台の上でやるっていうのは新鮮な気持ちになれるので」と感想を述べた。

天才ピアニストは、2022年「第52回NHK上方漫才コンテスト」優勝、「女芸人No.1決定戦 THE W 2022」優勝、2023年「第八回 上方漫才協会大賞」大賞、「第12回関西演芸しゃべくり話芸大賞」優勝、「令和5年度 NHK新人お笑い大賞」優勝など数々のタイトルを手にし、賞レース常連組として実力を見せつけている。

昨年はスケジュールの都合で「R-1」に出場できなかったが、毎年のように参戦。理由について竹内は「賞レースが好きだというのと、一人でやって分かることもあります。度胸もつきますし」と明かし、ますみも「趣味・賞レース、特技・勝つことと言わせていただきます。基本、出られる賞レースは、全部出て行くというのは2人で決めています」と語った。

今年の目標のひとつに、賞レース総なめを挙げた。ますみが「いろんな賞レースを勝つこと」と言えば、竹内も「どの賞レースかというのはアレなんですけど、勝ちたいですね」と口をそろえた。

東京進出については現時点では否定的。ますみは「今すぐ、東京所属はないです」と言い切る。竹内も「東京に行くとチャンスが増えると言われがちなんですけど、今の大阪は劇場もすごく充実して、やりたいことをやらせていただける環境がすごく整っていると思うので。大阪にいて、いろいろと新しいことを試す方がいいかなって」とプランを描いていた。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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