義足のランナー仮釈放 南ア、恋人殺害で服役

オスカー・ピストリウス受刑者=2013年6月、南アフリカの首都プレトリア(ロイター=共同)

 【ナイロビ共同】南アフリカの矯正当局は5日、2013年に恋人の女性=当時(29)=を射殺し、殺人罪で服役していた両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス受刑者(37)を仮釈放した。ロイター通信などが伝えた。

 仮釈放が可能となる一定期間以上を服役。当局は昨年11月、服役中の態度が良好だったことも踏まえ、仮釈放の方針を発表した。当面、首都プレトリア郊外の親族宅で暮らすとみられる。

 飲酒や無許可での遠出が禁じられるなど、刑期満了までは行動制限が課される。違反すれば再び収監される可能性もあるという。

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