「ワクチンが手に入らない国の人のために」ペットボトルキャップ59.5kg回収 ワクチンに交換 沖縄の東風平小児童とPTA

ワクチンを途上国の子に届けようと、ペットボトルキャップを集めた東風平小PTAと子どもたち=12月25日、八重瀬町の同校

 沖縄県八重瀬町立東風平小学校PTAの「ちょボラ部」(渡辺美奈子部長)は、同校児童の協力を得てペットボトルキャップ59.5キロを集めた。キャップの売却益はNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付され、ワクチンが各国の関係団体に届けられるという。

 キャップは昨年11月20日から12月22日まで、校内の回収箱で集めた。町内で衣類の回収・無償提供をする団体「ワイズスマイルハートファクトリー・モットノーマネー」も協力した。

 キャップの計測作業が12月25日に同校であり、渡辺部長は「何げなく捨てているキャップを集めることで、子どもたちを支援できてうれしい」と笑顔。

 50個を寄付した6年の伊福心愛さんは「会場では他の人もめっちゃ集めているなと思った。ワクチンが手に入らない国の人のために使われたら」と願った。(幸地忍通信員)

© 株式会社沖縄タイムス社