羽田C滑走路、8日再開へ 設備損傷で飛行経路変更も

 国土交通省は5日、衝突事故により閉鎖している羽田空港C滑走路について、8日から運用を再開する見込みと明らかにした。事故の影響で滑走路上の設備が一部で損傷していることが判明したため、当面は都心上空を通過する経路の運用ができなくなり、旅客機などは千葉県上空を低空飛行するという。

 国交省によると、日航機の撤去後に滑走路を点検し、大きな問題がなければ、8日にも運用再開する。再開後は、事故前の羽田発着便数にほぼ回復する。

 事故で損傷したのは、着陸する航空機に適切な進入角度を示す「進入角指示灯」。国交省によると、修復に最大で1カ月程度かかる見通し。

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