「闇バイト家族」鈴鹿央士ら“ファミリー”が2024年の抱負を発表!「この作品も僕にとっては『挑戦』」

テレ東系で本日1月5日からスタートするドラマ24「闇バイト家族」(金曜深夜0:12)の記者会見が行われ、主演の鈴鹿央士をはじめ、共演の山本舞香綾田俊樹麻生祐未光石研が登壇した。

それぞれの事情で闇バイトに応募した5人の老若男女が、一軒家にある金庫を開けようとするも失敗。車に乗り込んで逃げようとするが、その際に人をひいてしまう。ひき逃げを謎の男に目撃された5人は“闇バイト家族”として、家族のふりをしながら闇バイトをするように脅される。「闇バイト家族」は、次から次へ闇バイトを繰り返すハメになった5人が、ドン底人生からの再起するさまをコミカルに描く痛快エンターテインメントドラマだ。

人生で問題に直面するとつい逃げてしまう“長男”・田中颯斗を演じる鈴鹿は、「僕が演じる颯斗は、最初の頃はクズって言われるんですけど、隠れた優しさを持った男の子で、闇バイト家族として暮らしていく中でいろんな変化があったりするんです。役的には逃げ足が速いっていうことで、本当にいろんなことから逃げてるんですが、僕自身もいろんなことから逃げて…というと語弊があると思うんですけど、自己防衛といいますか、そういう部分の感覚は似てるなって思います」と、自身の役どころを説明。

勝ち気な性格で、家族としてなじもうとしない“長女”・久保美咲役の山本は「役どころとしては、また難のある役なんですよ。やっぱり真っすぐなのは来ないなって(笑)」と苦笑いしつつ、「でも、私にしかできない久保美咲を演じれたらいいなと。何か闇を抱えている子なんですけど、すごい楽しいんですよ。なので、とてもいい作品になってると思っております」と自信をのぞかせる。

普段はぼーっとしているが、実は伝説の空き巣である“祖父”・栗林徹役の綾田は「本当のワルを一度はやってみたいなと思ってまして。で、今度は泥棒の役だよって言われて、これはいいなと思ったんです」と今回の役に期待していたというが、「でも、大した泥棒じゃなくて…あ、これは言ってはいけなかったのかな(笑)。前科24犯、ホントは悪なんですけどね(笑)。撮影は楽しくやらせていただいております」とユーモアたっぷりにコメントした。

ほれた男のために会社のお金を横領した過去を持つ、韓国ドラマ好きの“母”・原佳苗役の麻生は「佳苗は韓国ドラマが好きという設定なんですが、私自身はあんまり見たことがなかったので、この作品が決まってからたくさん見始めて、面白いなと思っているところです」と、ドラマ出演を機に韓国ドラマにハマっていることを明かした。

女性とお金にだらしなく借金がかさみ、本当の家族から絶縁されてしまった“父”・小川健三役の光石は「僕はテレビ東京さんに本当にお世話になっているんですけど、今回のお話を伺った時はまたぶっこんできたな、やってくれるなテレビ東京と思いました(笑)」とニヤリ。「でももちろん、家族のキャスティングを見た時には、もうぜひやらせていただきたいと思いました。今日ここには来てないんですけど、またいっぱい出てるんですよ、なかなかの連中がね(笑)。そこもまた面白いですしね」と、心から楽しんでいる様子をうかがわせた。

その後、この会見がキャストにとっても2024年の仕事初めということで、今年の抱負を発表することに。トップバッターの鈴鹿が掲げたのは『挑戦』。「辰(たつ)年の年男で、もうすぐ24歳になるんで、新しいことや新しい景色を見るためにいろんなことに挑戦していけたらいいなと思います。この作品も僕にとっては挑戦ではあるので」と意欲を燃やした。

続いての山本が挙げたのは「笑顔」。「真顔でいると『怒ってんの?』って言われるんです。ホントにただ真顔で何も考えてないだけなんですけど。なので最近は口角を上げようっていうのを意識してます。笑顔ってやっぱり大事ですよね」とニッコリ。

綾田が出したのは「省希」。綾田の造語であるというこの言葉には「希望と書こうと思ったんですが、去年はいろいろ反省することがたくさんございました。だから“省みた上で希みを持つ”という意味で。あと『お前、しょうき(正気)か?』というのもかけております」とベテランらしい含蓄のある言葉を披露。

さらに、麻生は、自分への反省と落ち着いて前進する意味を込めて「確認」。光石は昨日までの自分を保って前に進みたいということで「維持」と、“夫婦”役らしく近い思いのこもった単語を選んだ。

そして、会見の最後に、鈴鹿は「『闇バイト家族』というずっしり重そうなタイトルではあるんですけど、基本はコメディーで笑って見ていただけるような作品になっています。見てくださる方々を本当に笑顔にする力を持った作品だと思いますし、皆さんの生活の中で1週間の楽しみになる作品だと思います。気軽に楽しく見ていただけたらうれしいです」と、視聴者にメッセージを寄せて締めくくった。

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