コロッケの絆で給水 龍ケ崎市、高岡市伏木に派遣

給水活動に取り組む龍ケ崎市職員=高岡市伏木本町

 高岡市と「コロッケ交流」を続けてきた茨城県龍ケ崎市は5日、高岡市伏木で住民への給水に当たった。東日本大震災時は高岡が龍ケ崎へ支援に駆けつけており、龍ケ崎市職員は「恩を返す機会を得た」と汗を流した。

 両市と静岡県三島市は2008年に「三コロ会」を結成、東日本大震災発生直後の11年3月13日には高岡市水道局の職員が龍ケ崎市内で給水活動を行った。

 今回は龍ケ崎市が給水車を派遣した。5日は職員4人が午前7時から給水活動を開始。断水は解消したものの、給水管が破損している場所もあり、住民が飲料水などを求めた。同市総務部危機管理監の柏崎治正さんは「少しでも復旧に貢献できれば」と話した。角田悠紀高岡市長は萩原勇龍ケ崎市長と全国青年市長会でも交流しているとし「市民のライフラインを確保することができた」と感謝した。

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