ユベントスのU-19オランダ代表DFディーン・ハイセン(18)のローマ移籍が決定的となった。イタリア『Il Tempo』など複数メディアが報じている。
今冬の移籍市場でセンターバック補強を最優先事項とするローマは、フロジノーネへのレンタル移籍が濃厚となっていたハイセンの獲得レースに急遽参戦。選手本人の説得に成功したなか、当初の予定通りにフロジノーネ行きを望んでいたユベントスの説得にも成功した。
そして、ハイセンは5日にフィウミチーノ空港に到着し、メディカルチェックを受診した後にローマとの今シーズン終了までの契約にサインする予定だ。
なお、ハイセンは今回の移籍に先駆けてユベントスと2028年までの新契約にサインしており、ローマは65万ユーロ(約1億円)の有償レンタルでの獲得になるとのこと。また、公式戦10試合以上出場した場合には25万ユーロ(約4000万円)が値引きされる契約になっているという。
さらに、今回の移籍に関連する形でローマのプリマヴェーラでカピターノを担うU-20イタリア代表FWルイジ・ケルビーニ(19)がユベントスに移籍することになる模様。移籍形態に関してはドライローン、あるいは完全移籍の形態となるようだ。
ハイセンは元アヤックスのドン・ハイセン氏を父に持つ195cmのセンターバック。両利きと称されるほど両足を遜色なく扱え、フィジカルとスピードも申し分なし。クラブ関係者が口を揃えて「我々の未来」と絶賛する逸材。
今季はセリエCに所属するユベントスNextGen(U-23チーム)が主戦場だが、昨年10月に行われたセリエA第9節のミラン戦でファーストチームデビューを飾っていた。
