民主主義懸け前大統領阻止 バイデン氏、議会襲撃3年

東部ペンシルベニア州で演説するバイデン大統領=5日、ブルーベル(AP=共同)

 米民主党のバイデン大統領(81)は5日、東部ペンシルベニア州で演説し、再選を目指す11月の大統領選は「民主主義と自由を懸けた投票になる」と訴えた。民主主義の根幹を揺るがせた議会襲撃事件から3年となる6日を前に、同事件で起訴された共和党のトランプ前大統領(77)を痛烈に批判。返り咲き阻止に全力を挙げると強調した。

 2020年の前回大統領選での敗北を認めず、支持者をあおって議会襲撃事件を引き起こしたとされるトランプ氏は起訴内容を全面否認し、共和党の候補指名争いで独走。バイデン氏は、トランプ氏が民主主義と基本的自由に脅威をもたらすと警告し、民主党への支持を呼びかけた。

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