能登半島地震発生時、新潟市が「Lアラート」を配信せず 職員が入力を失念

 新潟市は1月5日、能登半島地震が発生した際、災害情報を放送やインターネットで伝えるシステム「Lアラート」を配信していなかったと発表した。

 Lアラートは災害情報を放送局などに伝え、間接的に市民への周知を図る。配信には職員が入力する必要があったが、失念したという。

 4日に外部からの指摘で配信されていなかったことが分かった。1月1日の地震発生時には、市民に直接送る防災メールや、防災行政無線を通じた避難情報は自動的に配信された。

 新潟市は再発防止策としてLアラートの配信の自動化を検討するという。

 新潟市によると、津波警報は地震発生直後の1月1日午後4時12分に発令された。

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