アマゾン熱帯林消失、前年比半減 23年、ブラジルが保護強化

ブラジル・アマゾンの森林伐採現場=2022年9月(AP=共同)

 【サンパウロ共同】ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は5日、2023年の国内のアマゾン地域の熱帯林消失面積が約5151.6平方キロと前年比で半減したと発表した。ルラ政権は「世界の肺」と呼ばれるアマゾンの保護強化を掲げており、消失面積は18年以来の低い数字だが、それでも愛知県ほどの面積が破壊されたことになる。

 ブラジルはアマゾン熱帯林の約6割を抱える。アマゾン保護に後ろ向きだったボルソナロ前大統領が就任した19年から22年までは消失面積が顕著に拡大、同年は1万277.6平方キロだった。

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