マリナーズがハニガーとディスクラファーニ獲得 左腕レイを放出

日本時間1月6日、マリナーズはジャイアンツとのトレードが成立したことを発表した。5年1億1500万ドルの大型契約を結んでいる左腕ロビー・レイを放出し、ミッチ・ハニガーとアンソニー・ディスクラファーニを獲得。ハニガーは2022年オフにFAとなり、3年4350万ドルでジャイアンツへ移籍していたが、わずか1年で古巣マリナーズへ戻ってくることになった。米メディア「ジ・アスレチック」のアンドリュー・バガーリー記者によると、ジャイアンツがマリナーズへ金銭600万ドルを支払うようだ。

今回のトレードは実績のある外野手(ハニガー)を補強したいマリナーズと、計算できる先発投手(レイ)を補強したいジャイアンツの思惑が一致したものと言えるだろう。マリナーズのジェリー・ディポート編成本部長は「ミッチは我々がよく知っていて、高く評価している選手だ。彼を外野のピースとして獲得することができた。アンソニーは先発もリリーフもできる投手であり、投手陣に厚みを加えてくれるだろう」と話している。

現在33歳のハニガーは2017年から2022年までマリナーズでプレーしていた外野手であり、打率.285、26本塁打、93打点、OPS.859をマークした2018年にオールスター・ゲーム選出。2021年には自己最多の39本塁打、100打点を記録した。ここ2シーズンは故障で満足にプレーできていないが、チームに不足している長距離砲として期待は大きい。

現在33歳のディスクラファーニはメジャー通算54勝の実績を誇る右腕。ジャイアンツ移籍1年目の2021年には13勝7敗、防御率3.17の好成績を残したが、2022年は右足首の故障で長期離脱し、昨季も肩やひじが万全ではなく、4勝8敗、防御率4.88と不本意な成績に終わった。マリナーズは先発の頭数が揃っているため、現時点ではリリーフ起用が濃厚だ。

現在32歳のレイはブルージェイズ時代の2021年にサイ・ヤング賞を受賞し、5年契約でマリナーズに加入。移籍1年目は12勝12敗、防御率3.71、212奪三振と及第点の成績を残したが、昨年5月にトミー・ジョン手術を受けた。契約はあと3年残っており、順調なら今季の後半戦には復帰できる見込みだったが、若手の台頭で先発の頭数が揃っていることもあり、マリナーズは放出に踏み切った。

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