マリナーズがレイズとのトレードで強打のルーク・レイリーを獲得

日本時間1月6日、ジャイアンツとのトレードを成立させたマリナーズのジェリー・ディポート編成本部長は、さらなるトレード補強に動いた。レイズとのトレードを成立させ、内野手のホセ・カバイェロを放出して強打のルーク・レイリーを獲得。長打力が不足していた打線に、ミッチ・ハニガーに続いて強打者を加えることに成功した。左打者のレイリーは右腕に対して好成績を残しており、右打者とのプラトーン起用が有力。ハニガーとレイリーの加入でマリナーズ打線は一気に厚みを増した。

現在29歳のレイリーは、メジャー3年目のシーズンとなった昨季にブレイク。キャリア通算を大幅に上回る118試合に出場し、打率.249、19本塁打、49打点、14盗塁、OPS.823をマークした。28四球に対して128三振を喫するなど、アプローチ面には課題を残すものの、フルシーズン換算で30本塁打を狙えるパワーは大きな魅力。昨季の19本塁打のうち17本は右腕から放ったものであり、OPSを見ても対右腕(.834)が対左腕(.741)を大きく上回っている。

14盗塁を記録したように、193センチ・106キロの巨体でありながら意外とスピードもあり、守備では右翼で35試合、一塁で25試合、左翼で17試合、中堅で9試合にスタメン出場。マリナーズにはフリオ・ロドリゲスがいるため、中堅を守る機会はなくなる可能性が高いが、外野の両翼と一塁、指名打者を兼任しながら、対右腕要員として多くの出場機会を得ることになるだろう。

レイズへ移籍することになったカバイェロは昨年4月にメジャーデビューしたばかりの27歳の内野手。メジャー1年目は104試合に出場し、打率.221、4本塁打、26打点、26盗塁、OPS.663を記録した。レイズは正遊撃手ワンダー・フランコの今後が不透明で、控えのテイラー・ウォールズも股関節の手術で開幕に間に合わない可能性が高いため、カバイェロの獲得は遊撃の穴をカバーする狙いがあるとみられる。レイズのエリック・ニアンダー編成本部長は「彼は素晴らしい選手。野球IQが非常に高く、複数のポジションを高いレベルでこなせる」と期待を寄せている。

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