【先週読まれた人気記事】“神の使い”とされる幻の『白エゾシカ』親子の撮影に成功!北海道原野を走り回った執念のカメラマンに密着

エゾシカの写真を撮り続ける写真家の龍川悠平さんが12月23日放送の『嗚呼!!みんなの動物園 3時間スペシャル』に出演。「見ると幸せになれる」と言われる幻の“白いエゾシカ”の撮影に見事成功した。

古くから“神の使い”とされ、見るだけで幸せになれると言い伝えられてきた白いエゾシカをカメラに収めようとする龍川さんは5年前にエゾシカに魅せられて以来、数多くのエゾシカ写真を撮影してきた。そんな龍川さんも一度だけ白いエゾシカに出会ったことがあったという。その時の印象を「本当に白くて神々しい、自分の中でも神様みたいな感じ」と語る龍川さん、実はその白エゾシカに最近子供が生まれたらしいという話を耳にしていた。

写真家の龍川悠平さん

白エゾシカ親子の2ショットを撮るために向かった先は、北海道北部のサロベツ原野。撮影ポイントに向かう道中でも、平原を走るエゾシカに遭遇。夕日をバックに颯爽(さっそう)と走るエゾシカの姿はかなり絵になるものだったが、運転中の龍川さんは撮ることができず「めっちゃ撮りたかった…」と悔しそう。

そして、以前白エゾシカを見かけた場所へとやってきた龍川さんは早速エゾシカの群れを発見。メスジカの群れの中に一頭だけいるオスジカを見て「いいな~」とボヤく独身の龍川さん、結局この日は白エゾシカに出会うことはできなかった。

捜索2日目。予想外に雪が降り積もり、ただでさえレアな白エゾシカも雪に紛れて見つけにくくなるというコンディションの中で龍川さんが発見したのは、絶滅危惧種であるタンチョウの群れ。繁殖地以外では見かけることがめったになく、北海道で生まれ育った龍川さんも「初めて見たんだけど…マジで!?」と驚きながらシャッターを切る。そしてこのタンチョウが幸運を呼んだのか、ついに白エゾシカを発見!

しかしすぐにエゾシカに気付かれてしまい、ほんの少ししか見ることができなかった。別の日、平原を車で走っていた龍川さんはおもむろに車を止め、双眼鏡で1キロ先の草原を見つめる。

視線の先には幻の白エゾシカの姿が!「いたいたいたいた!」と大喜びしながら望遠レンズで撮影するも1キロの距離感はどうしても埋められない。意を決した龍川さんはギリギリまで近づくことにし、雪の中を匍匐(ほふく)前進で肉眼でも見えるぐらい近づくことに成功。

すると一度茂みに戻ってしまった白エゾシカが、子供の白エゾシカも連れて再び現れた。興奮を抑えつつ撮影する龍川さんの方にゆっくりと近づく白エゾシカの親子。その距離わずか5メートル!警戒心の強いエゾシカがここまで近づくことは非常に珍しく、奇跡の撮影を終えた龍川さんも「最高ですね!踏まれてもいいなと思いました」と大満足だった。

撮影・龍川悠平

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写真提供:(C)日テレ

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