エンゼルスなど4チームが今永争奪戦のファイナリストに 米報道

ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している今永昇太は、メジャー各球団との交渉期限が日本時間1月12日午前7時に迫っており、残り1週間を切っている。争奪戦は最終局面を迎えており、決断の日は近いとみられる。そんななか、米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者が伝えたところによると、今永争奪戦のファイナリストはエンゼルス、カブス、ジャイアンツ、レッドソックスの4チームに絞られたようだ。

日本時間1月4日の時点では、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者がヤンキースとメッツのニューヨーク2球団も今永の獲得を狙っていることを報じていた。MLB公式サイトは今永が最もフィットするチームとしてレッドソックスを挙げ、フェインサンド記者は今永がメッツへ移籍することを予想していたが、ボーデン記者が伝えている情報が正しければ、ヤンキースとメッツは今永争奪戦から撤退したことになる。

これは決して不思議なことではなく、ヤンキースについては「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が「ヤンキースはフライ系投手で被本塁打の多い今永がヤンキー・スタジアムにフィットするかどうかを懸念している」と報じていた。また、メッツはオフシーズン当初から2024年シーズンを「移行期間」と位置付けており、「大物選手の獲得には動かない。25歳と非常に若い山本由伸は唯一の例外」と言われていた。

ファイナリストになっているとみられる4チームのうち、エンゼルスは大谷翔平が抜けた穴を埋める必要があり、レッドソックスもクリス・セールをトレードで放出した穴をカバーしなければならない。カブスとジャイアンツは計算できる先発投手の頭数が不足しており、今永の獲得を狙うのは理解できる。「先発2~3番手のポテンシャルを秘める」との評価もあり、総額1億ドルを超える大型契約になることが有力視されている今永だが、メジャー挑戦の場としてどのチームを選択するのだろうか。

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