青森県五所川原市飯詰地区の「飯詰獅子会」(奈良清樹会長)は2日、津軽鉄道・津軽飯詰駅のホームで4年ぶりに獅子舞を演じ、ストーブ列車に乗った観光客をもてなした。
同会は毎年1月2日に地区の家々を獅子舞で巡っており、2010年からは同駅でも演舞してきたが、コロナ禍で3年間開催できていなかった。
午後2時51分に列車が到着すると、同会のメンバー15人が軽快なはやしと獅子舞を披露。乗客は窓に顔を押しつけるようにして見たり、車外に降りて動画を撮ったりして、5分ほどの停車時間を楽しんだ。
同駅で写真撮影していた茨城県の船越知弘さん(57)は「地元を盛り上げようという気持ちが伝わってくる。久しぶりに見ることができたが、やっぱり良い」と笑顔で話した。
奈良会長は「やっとできたという気持ちでいっぱい。4年分の空白を取り戻すのは大変だけれど、これからまた頑張っていきたい」と述べた。