阪神大震災追悼の竹灯籠 能登半島被災地へ思いも

阪神大震災の追悼行事に向け、「がんばろう石川」などの文字が書き入れられた竹灯籠=6日午後、神戸市北区の「あいな里山公園」

 1995年の阪神大震災の犠牲者を追悼する神戸市の「1.17のつどい」に向け、地元のボランティアや小学、高校生らが6日、会場に並べる竹灯籠を同市北区の「あいな里山公園」で作った。元日に発生した能登半島地震の被災地にも思いが届くようにと、集まった約170人が「がんばろう石川」などと竹に文字を書き入れた。

 午前10時過ぎ、参加者が阪神大震災や能登半島地震の犠牲者を悼み黙とう。園内から切り出した竹を長さ50センチ前後に切り分け、それぞれの思いを筆で記した。

 兵庫県立伊川谷高1年の田村優果さん(16)は、ニュースで流れた能登半島地震の映像が、阪神大震災の光景と重なり言葉を失ったという。

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