貨物機整備に本格参入へ 国内唯一、沖縄の専門会社

「MRO Japan」の整備士らが作業に当たる航空機の格納庫=2019年6月、那覇空港

 全日空グループや沖縄県の企業などが出資し、5年前に那覇空港で業務を始めた国内唯一の航空機整備専門会社「MRO Japan」(MJP)が、成田空港を拠点にする貨物専門航空会社、日本貨物航空(NCA)とジャンボ機の整備で業務提携することが6日、航空関係者への取材で分かった。10日に那覇空港で調印する方針。これまで旅客機や小型機を中心に整備してきたが、貨物機の事業に本格参入する。

 MJPは取材に「契約は成立しており、準備が完了する1月から始める」と回答している。新型コロナウイルス下、国内航空各社の整備受託が増え業績を伸ばしていた。今回の提携で一層の業務拡大や技術力向上につなげたい考え。

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