[能登半島地震関連]新潟県内の人的被害は2人増えて44人 新潟市で建物の被害調査始まる、申請2160件に(1月6日)[音声ニュース付き]

新潟市西区善久に積み上げられた土のう袋。液状化現象の影響で噴き出してきたとみられる=1月6日、新潟市西区善久

 能登半島地震での新潟市の住宅被害が、これまでの発表よりも大幅に増える可能性があることが1月6日、分かった。市は再調査のため、これまで公表していた建物被害棟数を取り下げた上で、住宅の被害調査の申請数が2160件あったとした。また、新潟県の災害対策本部が6日午後1時時点でまとめた被害状況では、新潟市以外の市町村の住宅被害は187棟増え、計733棟となった。人的被害は5日時点より2人増え、計44人となった。

* [[能登半島地震]新潟県内の関連情報まとめページ・交通情報、生活情報など(1月6日)](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/339765)

 新潟市では、1月6日から罹災(りさい)証明書交付に向けた被害認定調査を開始した。住宅被害の棟数について、新潟市は5日までに150棟としていたが、6日の発表分から調査中とし、その調査の申請件数は2160件に上るとした。今後の調査を経て、被害状況の内訳を発表するが、調査の完了時期は見込みがたっていないとしている。

 新潟市以外の市町村では、上越市で5日時点より144棟増の374棟、燕市で34棟増の80棟など。聖籠、阿賀両町で初めて被害が判明した。

 人的被害は新たに新潟、上越両市で1人ずつ軽傷者が確認された。新潟県内の負傷者の内訳は、重傷者計5人、軽傷者計39人。

 新潟県内では1月6日午後8時時点で、新潟市西区の避難所に計16人が避難している。

 新潟県によると、佐渡市の断水は6日までに解消した。

 運転を見合わせていた越後線の越後赤塚-関屋の上下線、大糸線の糸魚川-南小谷(長野)の上下線は、同日運転を再開した。

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