【春高バレー】女子・横浜隼人が大健闘 男子・橘、粘り及ばず惜敗

【横浜隼人-下北沢成徳】準決勝進出ならずスタンドへあいさつに向かう横浜隼人の選手ら=東京体育館

 バレーボールの第76回全日本高校選手権第3日は6日、東京体育館で3回戦と準々決勝が行われ、創部初の8強に進んだ神奈川代表の女子・横浜隼人は下北沢成徳(東京)に1―2で惜敗した。

 3回戦で福井工大福井にストレート勝ちした隼人は、準々決勝でも第1セットで土壇場から追いつき30―28と大健闘。第2セットは11―25、第3セットも9―25で屈したものの、全国3冠を狙う名門を相手に意地を見せた。

 佐藤喜一郎監督(60)は「3回戦はベストゲーム、準々決勝も第1セットまでいい流れだった。ベスト16を目標にしていたのが8強入り。大きな遺産を築いてくれた3年生にご苦労様と言いたい」とねぎらった。

 男子の橘は準々決勝で駿台学園(東京)にストレートで敗れ、2001年以来となる4強進出を逃した。

 3回戦で足利大付(栃木)に2―0で快勝した橘は、準々決勝で前回王者に対し、橋本航志(3年)のクイック攻撃などで立ち向かったが、粘り及ばず。25―11、25―16で苦杯を喫した。

 大野勝弘監督(39)は「思い切りぶつかっていったが、悔しい。ベスト8は誇れるもの。学校に勇気を与える結果だったと思う」と総括した。

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